青森県がまだ何もない平野だったころ、広大な大地を開拓してきた
偉大な先人たちの傍らにいたのは、人間にとってかけがえのないパートナー、馬でした。
県内には名高い馬産地がいくつか存在し、そのため馬にちなんだ
モニュメントや施設などが数多く存在します。
馬には農耕馬や競走馬、食用馬、軍馬などがありますが、今回ご紹介するのは
青森県の発展に貢献し続けた農耕馬です。
人と馬の歴史は古く、農耕馬は耕うん機や車がない時代に田畑を耕したり人を運んだりと、
人間の手となり足となり生活を支えてきました。
そのため当時馬は売り買いが盛んにおこなわれており、祭りの舞台
つがる市木造地区でも明治36年より馬のせり市が精力的におこなわれており、
東北三大馬市に数えられるほど有名でした。
しかし、時代と共に農作業は機械化が進み、馬たちの出番は減っていきました。
その影響で当然馬市も衰退の一途を辿りました。
そこで今までの感謝の気持ちと鎮魂の意味を込め、昭和50年より
「つがる市馬市まつり」がはじまりました。
馬市まつりは3日間開催され、よさこい馬市や上原げんと杯、
馬ねぶたなど馬にちなんだ催しが並びます。
さらには郷土芸能発表会やパレード、仮装・踊り披露など
地元の魅力満載な内容となっています。
そして最終日の夜には「新田火まつり」が行われ
「馬ねぶた」に点火し、農耕馬の霊を弔います。
先人に思いをはせ、人間の生活を支え続けてくれた馬たちに
感謝の気持ちを忘れないようみんなで馬市まつりに足を運びましょう。
名称 | 第32回 つがる市馬市まつり |
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URL | http://www.nihon-kankou.or.jp/aomori/detail/02209ba2212060820 |
TEL | 0173-42-2111 |
住所 | 〒038-1113 青森県つがる市木造若緑61-1 |
交通 | JR木造駅から徒歩で10分 |
営業時間 | – |
定休日 | – |
予算 | – |
特徴 | 人間の生活に貢献してくれた馬たちに感謝の気持ちを捧げるお祭りです。 |