特別史跡 三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき)は、
青森県青森市大字三内字丸山にある日本最大級の縄文集落跡です。
縄文時代前期中頃から中期末葉の大規模集落跡で、
2000年に国の特別史跡に指定されました。
約40ヘクタールの広大な敷地に住居・墓・捨て場・大型掘立柱建物・掘立柱建物・貯蔵穴・土坑墓・粘土採掘穴・盛り土・道路
などの集落の遺跡が残されています。
他の遺跡と比べると、三内丸山遺跡は土偶の出土が多く、
板のように薄く造られた板状土偶が多く発見されています。
また、日本各地域を中心とした交易で得たと推測される
黒曜石、琥珀、漆器、翡翠製大珠などが出土し、それらを使った
アクセサリーなどの展示も見ることが出来ます。
そして、三内丸山遺跡のシンボルといえば「六本柱建物跡」。
柱穴の間隔、幅、深さがそれぞれ4.2メートル、2メートル、2メートルで
全て統一されており当時の高度な建築技術がこれらから見て取れます。
さらに、三内丸山遺跡では幅10メートル以上の大型竪穴式住居跡が沢山検出され
それらの竪穴式住居を再現しており、実際に中に入ることが出来ます。
また、施設内には三内丸山遺跡から出土した重要文化財約500点を含む
総数約1700点の遺物を展示している「さんまるミュージアム」があり、
出土品から読み解いた縄文時代の当時の人々の生活の様子などを展示しています。
また、同施設内にある「れすとらん 五千年の星」ではその当時から栽培されていた
栗を使用したソフトクリームや、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富な古代米を使ったおにぎりなどの縄文古代飯を味わうことが出来ます。
是非一度訪れて、五千年の時の流れに思いをはせてみてはいかがでしょうか?
名称 | 特別史跡 三内丸山遺跡 |
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URL | http://sannaimaruyama.pref.aomori.jp/ |
TEL | 017-781-6078 |
住所 | 〒038-0031 青森県青森市大字三内字丸山 |
交通 | JR青森駅から車で約20分 |
営業時間 | 4月1日~5月31日、10月1日~3月31日 午前9時~午後5時6月1日~9月30日 午前9時~午後6時(※入場は終了時間の30分前まで) |
定休日 | 年末年始(12月30日~1月1日) |
予算 | 無料(駐車料金・遺跡の入場料も無料です) |
特徴 | 縄文時代の集落の様子や、その当時の技術・文化を学ぶことが出来ます。 |