青森は言わずと知れた温泉パラダイスです♪
その中でも全国に名をとどろかせているのが酸ヶ湯 (すかゆ) 温泉。

八甲田連峰の主峰である大竹の西の麓に沸いている名湯で、昔手負いの鹿がこの温泉に
入って傷を治していたことから「鹿の湯」→「酸ヶ湯」に変化したとされています。

酸ヶ湯は雪が大量に降ることでもしばし全国を賑わせており、2013年には
観測史上最高の積雪566センチを記録したこともあります。

酸ヶ湯は文字通り、酸度が高いのが特徴で硫黄分を含む乳白色のお湯が
お肌になじみます。
酸性泉は皮膚病の湯と言われ、水虫などを含む慢性皮膚病に効果があるとされています。
また、神経痛、リウマチ、冷え性の方、神経炎、胃腸病、婦人病一般、痛風、創傷、火傷、ジンマシン、糖尿病、貧血病、常習便秘、痔、小児マヒ、ゼンソク、夜尿症、打撲、骨折の予後にも効果があり、まさに万能の湯と称えられています。

ただし、強い酸性のため刺激が強いので、病弱な方や高齢者、皮膚が弱い方には
適していませんので気をつけましょう。

また、酸ヶ湯の醍醐味はなんといっても混浴大浴場の「ヒバ千人風呂」。
300㎡の総ヒバ造りの湯屋は圧巻です。

こちらは最近では数少ない混浴となっており、昔ながらの温泉情緒を
楽しむことが出来ます。
混浴初体験で抵抗のある方でも湯あみ着が販売されていますので、ご安心を。

もちろん男女別の内湯や、女性専用入浴時間などもありますので
恥ずかしい方はそちらをご利用いただけます。

また隣接している旅館は歴史を感じられる趣があり、八甲田山の美しい景色と
空気を楽しみながらゆったりと日頃の疲れを癒すことが出来ます。

さらに、お食事処「鬼面庵」では名物「酸ヶ湯そば」、「生姜味噌筍おでん」や
「まんじゅうふかし」など地元ならではの味を堪能することが出来ます。

昔から湯治として使用され、長い間人々を癒してきた酸ヶ湯を
是非一度体験してみては如何でしょうか？