青森で、昔おばあちゃんやお母さんが作ってくれた懐かしいスイーツといえば「なべっこだんご」。ですよね♪
「なべっこ」の名前の由来は諸説ありますが、丸めただんごの真ん中をへこませた形が、
なべの形に見えることから「なべっこだんご」と呼ぶようになったそうです。
田植え作業が一段落し豊作を祈願する時や、色々な祝い事の席などに昔から出されていました。
筆者が小さい頃にも、学校行事の後や、親戚が集まるときはいつも大きなお鍋いっぱいに
「なべっこだんご」が用意されていたのを覚えています。
作り方は簡単です♪
だんご粉に水を入れて耳たぶの柔らかさになるまでこねて、一口大に切り分けて丸めます。
そして真ん中をつぶしてへそを作ります。(=なべっこにします。)
熱湯でなべっこをゆでて、浮き上がってきたらすぐ冷水にとり、ざるで水を切ります。
別なお鍋で小豆、砂糖、塩を加えてトロトロになるまで煮てあんこを作ります。
最後にあんこの中になべっこを入れてなじむまで少し煮れば完成です!
通常のお餅とは違って噛み切りやすいので、お年寄りやお子様にも安心して食べられる一皿です。
シンプルで飽きがこず、ほっこりとあたたかい気持ちになれるのが「なべっこだんご」です。
今では作る人が減ってしまっているのが現状ですが、ネットが普及している
現代だからこそブログやSNSを活用して青森の郷土料理を後世に伝えていきたいものですね。