種差海岸(たねさしかいがん)は、八戸市東部にある、三陸復興国立公園内にある海岸です。
ここ種差海岸は白い砂浜に青い海といった平々凡々なビーチではございません。
特筆すべきは芝生と海岸が共演しているということ。
海の群青と芝生の深緑のコントラストがなんとも美しい、青森が誇れるスポットです。
かの有名な直木賞作家司馬遼太郎も著書「街道を行く」で「どこかの天体から人がきて
地球の美しさを教えてやらねばならないはめになったとき、一番にこの種差海岸に案内
してやろうとおもったりした。」と書いてしまうほど人の心に残る美しさを湛えた海岸です。
段丘面には青々とした天然の芝生が波打ち際ギリギリまで広がり、見る者を圧倒します。
時折やませが海から吹いてきて、灼熱の太陽で火照った肌を優しく冷ましてくれます。
どこまでも続く芝生に寝転んで一日中物思いにふけるのもよし、
芝生の先の海岸で思いっきり夏を楽しむのもよし。
海と山を同時に味わうことが出来る、なんだかお得な気持ちにさせてくれる場所です。
また、付近には平成26年に出来た種差海岸インフォメーションセンターがあります。
三陸復興国立公園、種差海岸階上岳地域を中心とした自然・文化を紹介しています。
そしてその隣には軽食を食べられるカフェも併設してありますので、美しい海岸を望みながら休憩することも出来ます。
燃え上がるような美しい緑の芝生が見れる夏の時期に是非一度訪れてみてはいかがでしょうか?