皆さん「いがめんち」をご存知でしょうか?
「いが」は津軽弁でイカ、「めんち」は細かく刻むという意味です。
メンチと言えばメンチカツが一般的ですが、海産物の豊富な青森県ではメンチカツにさえも青森県の特色を盛り込んでいきますよ!
流通や冷凍保存が確立されていなかった戦前、料理で残ってしまいがちなゲソを無駄にしないようにと考案されたのがこの「いがめんち」です。
作り方はいたってシンプル。イカのゲソを包丁でたたき、人参やたまねぎ、季節の野菜などと共に小麦粉を混ぜ、塩コショウなど調味料で味を調えたらあとは油で揚げるか焼くだけ。
シンプルな分、野菜の甘味とゲソの歯ごたえが際立ち、外カリ中フワでなんとも美味しいシーフードカツが出来上がるのです。
家庭料理なのでそれぞれの家庭ごとに入れる材料が多少違うのでバリエーションは無限大。
お肉のメンチカツよりもヘルシーなのもうれしいポイントです♪
先人の知恵と愛情がつまった「いがめんち」を是非ご賞味あれ!